── ジップスタイルズ・橋本代表に聞く、「後悔しないためのお金の組み立て方」

インタビュアー:
家づくりを考え始めると、やっぱり一番気になるのがお金の話ですよね。「いくらまでなら大丈夫なのか」「どれくらい借りていいのか」、悩まれる方が多い印象です。

橋本:
そうですね。多くの方が「いくら借りられるか」で考えてしまうんですが、本当に大事なのは「いくらなら無理なく返していけるか」です。ここを間違えると、家を建てた後の暮らしが苦しくなってしまいます。

インタビュアー:
“借りられる額”と“返せる額”は違う、ということですね。

橋本:
まったく違います。金融機関は年収ベースで上限を提示しますが、実際の生活はそれだけでは決まりません。教育費や車の買い替え、旅行や日々の生活費など、将来の支出も含めて考える必要があります。

インタビュアー:
住宅購入資金を考えるうえで、まず何から始めるべきでしょうか?

橋本:
まずは「家計の見える化」です。
今の収入と支出、そして将来のライフイベントを書き出して、「毎月どれくらいなら無理なく返済できるか」を把握することが第一歩です。そこから逆算して、予算を決めていくのが理想ですね。

インタビュアー:
なるほど。では、頭金についてはどう考えるべきですか?

橋本:
頭金は多ければ安心ではありますが、無理に入れすぎる必要はありません。大切なのは「手元資金を残しておくこと」です。
引っ越し後は家具・家電の購入や、予想外の出費も出てきますし、生活防衛資金は必ず確保しておきたいですね。

インタビュアー:
家の価格以外にも、意外とかかる費用はありますか?

橋本:
たくさんあります。
土地の諸費用、登記費用、火災保険、外構工事、カーテンやエアコンなど、トータルで見ると数百万円単位になることもあります。
なので「建物+土地」だけでなく、「住める状態までの総額」で考えることが大切です。

インタビュアー:
性能やデザインとのバランスも難しそうですね。

橋本:
そこはすごく重要です。
例えば断熱性能や耐震性能は、初期費用は上がりますが、光熱費や将来の安心につながります。
逆に、あとから変えにくい部分にはしっかり投資して、家具やインテリアで調整する、という考え方もおすすめですね。

インタビュアー:
お金の使い方にも優先順位があるんですね。

橋本:
はい。家づくりは「全部を満点にする」ことは難しいので、「どこに価値を置くか」を決めることが大切です。
私たちはそのバランスを一緒に考える役割だと思っています。

インタビュアー:
最後に、これから家づくりを考える方へメッセージをお願いします。

橋本:
家は“建てて終わり”ではなく、その後の暮らしが本番です。
無理のない資金計画ができていれば、日々の生活も、将来の安心も手に入ります。
「背伸びする家」ではなく、「自分たちらしく続けられる家づくり」を大切にしてほしいですね。

※この記事は、三重県津市の住宅会社「ジップスタイルズ」橋本代表へのインタビューをもとに構成しています。