── ジップスタイルズ橋本代表に聞く、「三重の冬を快適に過ごす住まい」

インタビュアー:
橋本代表、三重県の冬って、地域によってけっこう差がありますよね。
津市や四日市あたりは冷たい北風が強いし、山間部は雪も降る。そんな気候に合った断熱って、どう考えるのが大切なんでしょうか?

橋本:
おっしゃる通りで、三重県はエリアごとに気候差があるんです。
伊勢湾側は風が冷たく乾燥しやすい。鈴鹿や亀山は内陸性で冷え込みが強い。
だから、どの地域でも「外気の影響を最小限にする断熱性能」が欠かせません。特に窓と玄関は冷気が入りやすいので、樹脂サッシや断熱ドアでしっかり守ることが重要ですね。

インタビュアー:
やっぱり窓まわりがポイントなんですね。

橋本:
そうです。冬の熱の約半分以上が窓から逃げると言われています。
たとえば津市の沿岸部だと強い風で体感温度が下がりますし、松阪や亀山では朝晩の冷え込みが厳しい。
だから、Low-E複層ガラスを取り入れると、断熱効果を実感しやすいんです。

インタビュアー:
地域ごとの気候を考えて断熱を設計するのが大事なんですね。

橋本:
そうなんです。たとえば「洗面脱衣室が冷える」といった声も多いですが、これは三重の冬の特徴とも言えます。
だから私たちは、家全体を均一に暖かくする「断熱と気密のバランス」を重視しています。
大空間のLDKでも快適にできるのは、テクノストラクチャー工法と高断熱性能の両立があるからです。

インタビュアー:
「暖かい家=光熱費が高い」というイメージを持つ人もいますが、そのあたりはどうでしょう?

橋本:
高断熱住宅は逆に「暖かいのに光熱費が抑えられる」んです。
たとえば津市のお客様からは「エアコン1台で十分」「去年より光熱費が減った」という声をいただいています。ZEH水準の住宅なら、冬の三重の気候でも省エネ効果がはっきり出ますよ。

インタビュアー:
最後に、三重でこれから家づくりを検討している方へメッセージをお願いします。

橋本:
三重の冬は「風」「冷え込み」「地域差」がポイントです。
その特性に合わせて断熱を考えると、冬の暮らしがぐっと快適になります。
そして断熱は健康にも直結します。ヒートショックを防いだり、家族みんなが暖かく過ごせる環境をつくることは、長く住む家にとって欠かせない視点なんです。
ぜひ「冬をどう快適に過ごせるか」を基準に、家づくりを考えていただきたいですね。

※この記事は、三重県津市の住宅会社「ジップスタイルズ」橋本代表へのインタビューをもとに構成しています。