── ジップスタイルズ・橋本代表に聞く、災害後も暮らしを守る家づくり
インタビュアー:
9月は防災について考える機会が増える時期ですよね。
地震や台風、豪雨など、いつ起こるかわからない災害に備えて、家づくりではどんなことを考えておけばいいのでしょうか?
橋本:
まず大切なのは、「災害が起きても家族の命を守れること」です。
そしてもう一つ考えてほしいのが、災害が起きた後も、できるだけ普段の生活を続けられる家にすることですね。
家は家族の生活を守る場所ですから、耐震性だけでなく、台風や豪雨、停電なども含めて総合的に考えることが大切だと思います。
ポイント①「地震に耐えられる構造」を考える
インタビュアー:
やはり最初に考えたいのは地震への備えでしょうか?
橋本:
そうですね。日本で家を建てる以上、地震への備えは欠かせません。
ジップスタイルズでは、パナソニックのテクノストラクチャー工法を採用しています。
木材だけではなく、鉄を組み合わせた梁「テクノビーム」を使用し、構造計算によって一棟一棟の強度を確認していくのが特徴です。
「地震が来ても、この家なら大丈夫」と思える安心感を、構造からつくっていくことが重要ですね。
ポイント②「大きな揺れの後も住み続けられる家」を目指す
インタビュアー:
「倒壊しない」というだけではなく、地震の後も住めることが大切なんですね。
橋本:
その通りです。
災害が起きたとき、家が倒壊しなければそれで終わり、というわけではありません。
構造部分への大きなダメージや、設備への被害などがあれば、その後の生活に大きな影響が出ます。
だからこそ、家づくりでは「災害が起きる前」だけではなく、「災害が起きた後の暮らし」まで考えておくことが大切です。
ポイント③「台風・豪雨」への備えも忘れない
インタビュアー:
三重県では地震だけでなく、台風や豪雨への備えも必要ですよね。
橋本:
そうですね。特に台風シーズンは、強風や大雨への備えを考えておきたいところです。
例えば屋根や外壁、窓などは、雨風から家を守る重要な部分です。
さらに土地を選ぶ段階から、ハザードマップを確認して、浸水や土砂災害などのリスクを把握しておくことも重要です。
「災害に強い家」は、建物だけでなく、どこに建てるかまで含めて考えるものだと思います。
ポイント④「停電しても困りにくい家」を考える
インタビュアー:
最近は、災害による停電への備えも注目されていますよね。
橋本:
はい。地震や台風によって停電が起こる可能性もあります。
そこで選択肢になるのが、太陽光発電や蓄電池です。
太陽光発電で電気をつくり、蓄電池に蓄えておけば、停電時の電力確保にも役立ちます。
もちろん、どこまで電力を確保するかはご家庭によって違います。
冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など、災害時に最低限必要な電力は何かを考えておくといいですね。
ポイント⑤「家の中でも安全に過ごせる」工夫を
インタビュアー:
構造や設備だけでなく、家の中のつくりも防災に関係するのでしょうか?
橋本:
もちろんです。
例えば、家具が倒れて避難経路をふさいでしまわないようにすること。
収納を計画するときも、地震が起きたときのことを考えておく必要があります。
また、玄関までスムーズに移動できる動線や、家族が集まりやすい場所など、普段の暮らしだけでなく、非常時の行動も想定しておくと安心です。
家づくりの段階で「もし夜に地震が起きたら?」「台風で停電したら?」と家族で話してみるのもいいと思いますよ。
防災は「家を建てて終わり」ではない
インタビュアー:
ここまで聞くと、災害に強い家というのは、単純に「頑丈な家」というだけではないんですね。
橋本:
そうですね。
①地震に耐える構造
②災害後も住み続けられる性能
③台風・豪雨への備え
④停電への備え
⑤家の中の安全性
この5つを総合的に考えることが大切です。
そして、住宅性能だけでなく、防災用品を準備したり、家族で避難場所を確認したりすることも忘れてはいけません。
家族を守るために、今できることから
インタビュアー:
最後に、防災月間をきっかけに家づくりを考えている方へメッセージをお願いします。
橋本:
災害は、いつ起こるか分かりません。
だからこそ、家を建てるときには「デザイン」や「間取り」だけでなく、家族の命と暮らしを守る性能にも目を向けてほしいと思います。
私たちジップスタイルズが掲げている「大切な家族のために、『強く、美しい家』を。」という考え方も、まさにそこにつながっています。
強いだけでも、美しいだけでもなく、安心して長く暮らせること。
それが、これからの家づくりに必要なことだと思います。
<災害に強い家づくり「5つのポイント」>
地震に耐えられる構造を選ぶ
災害後も住み続けられる家を考える
台風・豪雨や土地の災害リスクを確認する
太陽光発電・蓄電池など停電への備えを考える
家具や動線など、家の中の安全性にも配慮する
9月の防災月間をきっかけに、「もしものとき、この家は家族を守れるだろうか?」という視点から、住まいを見直してみてはいかがでしょうか。
※この記事は、三重県津市の住宅会社「ジップスタイルズ」橋本代表へのインタビューをもとに構成しています。
