木の年輪はどうやってできるか知っていますか⁉

年輪は「成長輪」とも呼ばれ、木が成長していく中でつくられていくのです。

年輪をつくる細胞が、樹皮のすぐ下にある形成層(木の皮を剥いだときにヌルヌルしている部分)で細胞分裂し外側へ新しくつくられていくので、外側の年輪ほど新しい年輪です。

年輪は薄い色と濃い色の層でできています。

木は春から夏にかけて温かい気候の時期に大きく成長し、どんどん太くなります。この時にできる白い薄い色の部分を「早材」と呼び、やわらかい部分となります。

夏の終わりから秋にかけて成長のスピードが落ち、ゆっくりじっくり育ちます。この時期にできるのが濃い色の輪っかの部分「晩材」と呼ばれ固い部分になります。

そして冬の間は成長が止まります。

そのため1年で早材+晩材のセット=年輪が1層できます。

この成長を年々繰り返すことで、あのきれいな輪っか模様がつくられていくのです。

実は私‥‥木にはすべて年輪があると思っていました。それは間違いだったんです ‼

日本のように四季の移り変わりがあるところや、温帯や熱帯などで季節がはっきりしている国で育つ木、乾期・雨期などがある国で育つ木は年輪ができて、四季の移り変わりの少ない熱帯地方の木は一年中同じような成長をするので「年輪」はできません。 皆さんは知っていましたか?

年輪のすごいところは、木の樹齢を知れるだけでなく、その木が成長してきた過程の色々な事が読み取ることができるのです。

年輪をよく見ると、狭い年や広い年があります。さらによく見ると早材や晩材の幅にも年によって変化があることがわかります。この違いは年輪ができたときの気候の変動であったり、過去の台風や地震などの自然現象が読み取れたり、まさに年輪がその木が生きてきた歴史を語っているのです。

樹齢数千年や数百年の大木は、立派に成長するまでにたくさんの試練を乗り越え、その変動を1年のくるいもなく記憶しているのです。

大木がご神木として崇められることも多いですが、こういった話を知るとご利益があるのも納得ですね。

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YAMAGA